初めて好きになった人が結婚した人の話

2021年9月28日 世界で一番大好きな推しが結婚しました。

 

それはコロナワクチンの副反応さえ吹っ飛ぶくらい衝撃ですぐには理解できなかった。

 

メンバーとのダブル発表だったが、私には推しの結婚しか脳内のインパクトに残らなかった。

 

私の世界で一番大好きな推し  相葉雅紀

 

そもそも彼と出会ったのは2006年頃、私がまだ保育園に通っていた時だ。志村どうぶつ園でだった。私の頭の奥の奥にある彼の記憶は「ライオンに追いかけられる人だけど、ライオンの赤ちゃんのお世話をしている良い人。」。なんだそれと今では思うが、その当時は良い人だから好きという感じだったらしい。親も相葉くんずっと気にして見てたよと最近になって言われた。

多分、直感だったんだと思う。そんな感じで始まった彼との思い出作り。

 

もう15年が経ちました。

 

15年だよ。私の人生のおよそ3分の2。長いよ。

15年色々ありましたね。

 

初めて好きになった人はもちろん、初めて好きになったアーティストグループ、初めて買ったCD、初めて見たライブ映像、全部全部彼だった。

 

私は普通学校に通っていたが、障害を持っていた。正直、嫌になったこともたくさんたくさんある。

でも、彼の笑顔さえ見ていたら元気になれる自分がいた。彼がいるから踏ん張ることも出来たこともたくさんある。

彼が学生の前でお話をする番組で、「楽しいから笑うじゃなくて、笑ってると楽しいことがあるって考えてる。」と話していた。

その通りだと思った。その時から私の座右の銘もこの言葉になった。

この他にも彼の言葉には数え切れないほど救われた。

私にとって、彼の言葉は魔法だ。

 

 

初めて会えたのは2014年。嵐のワクワク學校。

車椅子席であるため、スタンドの最後尾だった。

 

でも、大好きな人が目の前にいることには変わりはなくて、ただ嬉しくて泣いていた。

また会いたいから頑張ろうって思うことが出来た。

 

しかし、ライブには当たることはなかった。

 

周りの知り合いは当たっている。悔しかった。

なんでだよって思った。

 

でも、離れられなかった。

 

彼が自分の世界からいなくなることが想像つかなかった。そのくらい彼の存在が大きかった。

 

学校から帰って彼のライブで歌っている姿を見るのが日課だった。キラキラ眩しい彼の笑顔が大好きだ。

 

彼のおかげでたくさんの友人ができた。車椅子に乗っていると、なんて話しかけたら良いかわからなかったとよく言われる。

しかし、彼のファンだと伝えると話が弾むのだ。それがわかってから、自己紹介などでは彼のファンだと必ず言うようにしている。

彼のファンだと伝えると小さい頃は、「えー、何で?」と言われ、私が彼について話すことが多かったが、今では「良い人だもんね!」と言われるようになり、嬉しい。

 

彼の初めての紅白歌合戦の白組司会の時はテレビの前に座り込み、拳を握って見守ったり、ドラマなどが決まった時には周りの知り合いに「見てね!見てね!」と宣伝して回ったりと。

また、高校受験と大学受験の当日、会場に行く途中でも彼のグループの曲を聴いていたり、思い出すことが出来ないほどの思い出が彼とある。

 

そんな中、グループの活動休止発表。

 

ショックだった。受け入れられなかった。

 

直後にツアーの申し込みがあった。

もちろん、申し込んだけど期待はあまりしないようにしていた。怖かった。

 

抽選発表の日、私のスマホの画面には「当選」の文字。

やっと彼のパフォーマンスが見れる。

気づいたら私は泣いていた。

 

いざ、ライブ当日

席はやっぱりスタンドの最後尾。

でも、これだけははっきり言える。この日が私が生きてきた中で1番楽しい日だった。

ずっと聞いてきた曲達、ずっと見たかった景色。

どこの場面を切り取っても夢の世界だった。

 

 

新型コロナウイルスが流行ってしまって休止前最後の1年は有観客のライブが出来なくて悔しかった。

それでも彼らは楽しませてくれて、ついてきてよかったと心から思わせてくれた。

 

 

そして、休止をした今年。

彼は本当にグループの活動休止してるの?って思うほどたくさん活動してくれて、たくさんの幸せをくれた。

 

そんな中での結婚。

心のどこかでは覚悟は決まっていた。だって、こんなに素敵な人だから相手がいないわけが無い。

わかっていた。

 

なのに、知らせを聞いた私は泣いた。

わかっていたはずなのに、誰かのものになってしまうことが辛かった。

 

いや、それ以上大好きな人の幸せを素直に祝えない自分に腹が立って辛かった。

祝いたいのに祝えない。

 

わかってる。結婚したとしても彼は彼のままでいてくれて、好きなままで居させてくれる。わかってる。

 

わかってるから、辛かった。

 

しばらく何も出来なかったが、私は公式写真を買うことにした。

これが私に出来る彼へのお祝いであり、想いを届けることだった。

 

私には実は推しが彼以外にもいる。

最初は彼以外の推しを作ることに抵抗があった。

彼への気持ちが薄れたと思われることが嫌だった。

 

でも、気づいた。

彼への気持ちは多分推しとは言わず、尊敬している人、大好きな人と言った方がしっくりきた。

それに彼なら好きなもの、人、推しがたくさんある方が幸せじゃない?と言うのではないか。そう思ったら楽になった。

 

話が少し脱線したが、彼以外の推しもいるのなら大丈夫じゃない?と思う人もいるかもしれないが、私の中には彼の代わりはいない。

 

少し落ち着いた私はこのようなことを考えていた。

 

ニュースなどで見る彼の結婚の文字、まだ直視できていない。

でも、バラエティで見る彼の姿。彼の結婚報告文。

 

あぁ、やっぱり好きだ。

 

今はこの気持ちの方が大きい。

 

どんな環境でも彼は私の大好きな彼のままだった。

 

彼の後輩の話を聞いた。

 

どこまでも周りを見ることができる人で、尊敬している。

 

彼みたいな人になりたいと今回のことでさらに強く思った。

 

最後に

私は彼に会って感謝の言葉を言うことが夢である。何年かかるかわからないけど、叶えたいとまたこれも今回のことでさらに強く思った。

 

私はこの先何があっても相葉雅紀という人が好きだ。

 

だからこそ、

 

ご結婚おめでとうございます。世界で一番幸せになってください。